この店を始めた時に、なんだか看板を付けるのがすっごくイヤだったんですよね。
なんでなんでしょうか?
看板をかけると、店になちゃうからなんですかね?
えっ?店じゃないの?
って言われると店であることは確かなんですよね。
でも、なんだかしらないけど既存の店にはなりたくなかったんです。
普通なら、オープンしたらとにかく「◯◯クリーニング」とかなんとか書くのが当たり前ですよね。
でも、それをやったらクリーニング屋になったちゃうと、すっごく心配してたんです。
だから、看板を掛けなかったんです。
でも、最近、何屋という前に、店かどうかがわからないといろいろとマズイこと起こってるんですよね。
あんまり配達に来ない宅急便の運ちゃんが、うちの前を4周も5周も回っていたり、散歩する人が立ち止まって考えていたり、車を運転する人がよそ見をしたり・・・・
新しく来店される方の口から「ずーっと気になっていたの!」という言葉がよく聞かれるんですよね。
だから、もうそろそろタネ明かしの意味を込めて、小さな看板をかけて店だということは宣言しておこうとおもったんですね。
カタチもいいでしょ?
この看板のカタチには、デザインナーの杉山さんの思いがあります。
それは、また別の機会に・・・